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2009年7月16日木曜日

世界大会



前回で日本代表のことを書いたので

それに引き続き、その時の世界大会のことを書きたいと思います



WUGC(World Ultimate & Guts Championship) 2008

2008年8月にカナダのバンクーバーでアルティメット&ガッツの世界大会が行われました。

アルティメットというスポーツについては以前のブログで簡単に紹介しているのでそちらをご覧ください。

ガッツというスポーツについては私も詳しくは説明できないので下記のURLをどうぞhttp://www.jfda.jp/








今回のバンクーバー大会では全21カ国延べ1600人のプレーヤーが参加しました。

もちろんどの国の選手も国の威信をかけて戦います。

しかしアルティメットというスポーツは試合が終わったらそのままということはありません。

試合が終わった後は負けた方も勝ったほうもお互いに相手を称えます。

コールの交換があるのです。

そしてその後はその国の名物や特産品またはチームのグッズなどを用意しておいてお互いに交換します。ある国では激辛の調味料のようなものを持ってきていてみんなで一口ずつなめてみたりとか、お酒を用意してるところなどもありました。

私たち日本チームは伝統的な遊び道具(紙風船など)やうちわなどを用意していきました。

それから記念撮影があったり、ある国ではみんなでできるゲームなどを用意してきていて
さらに交流を深めたりもします。



アルティメットは審判がいません。

すべてセルフジャッジで行われます。

相手を尊重し、スポーツマンシップを持っていなければできないスポーツです。

みんながみんな自分自分になってしまうと試合が成り立たなくなるからです。

そういったスポーツ特性が試合後の国同士の交流につながっているのだと思います。






大会期間は全部で7日間で、毎日1~2試合行われます。

試合自体は50分ハーフ。

サッカーが45分ハーフなので、かなり長いです。

100分間またはそれ以上の間、走りっぱなしです。

かなりキツイです。

これを1日2試合、7日間続けば選手の疲労もピークに達します。

大会の終盤は本当に気合いで戦うという感じになってきます。



そうなると大会中でのコンディション調整、身体のケアというものは本当に大事になってきます。

海外の食事は合わない可能性もあるので、お米や日本食などは大量に用意しました。

食べ物が食べれないのでは話になりません。

エネルギー切れがないように食事はしっかりとるようにしました。



また体に少しでも違和感を感じた選手は必ずトレーナーに報告させるようにしました。

どんなに小さなことでも相談するように。

大会に帯同したトレーナーは私の他に鍼灸師の先生がついてきてくださり、2人でなるべくたくさんの選手のケアができるように体制を整えておきました。

トレーナールームは自然に選手のたまり場になっていたような気がします。

みんなそこで試合のビデオを見たり、選手同士話し合ったり、または他愛もないことで笑ったり、

夜のこの時間は忙しかったけれども、けっこう楽しかったりもしました。






この世界大会、結果としては私たちミックスチームは準優勝

銀メダルを獲得することができました。


決勝戦は大会最終日にウィーメン・ミックス・オープンの順で行われました。


決勝戦はやはり観客もたくさんいて、他の日本チームからの声援もたくさんいただき、選手はもちろん私もすごく興奮していましたが、みんなそれをなんとか抑えようとしていました。

あの空気、あの雰囲気は本当に鳥肌がたちます。
世界21カ国の人々が一堂に集まる場
何百人の目が向けられるコート
これからワールドチャンピオンを決める戦いが行われる
 
・・・興奮してしまうのは当たり前です



決勝の相手はカナダでした。

カナダには予選で1回あたっていて、そのときは1点差で負けてしまいました。

あの試合はこの世界大会の中でも、かなり精神的にも肉体的にもキツイ試合だったのではと思います。

だから決勝ではなんとか勝って優勝しようと意気込んでいたのですが、

決勝のカナダは予選のときとはまるで別物のチームのようでした。

日本が自分たちのプレーができなかったというのもあるのですが、カナダはまるで決勝に標準を合わせてきていたかのようにものすごく強かったです。

世界のすごさを感じ、世界一の実力を見せつけられた感じでした。



しかしそうは言っても決勝まで勝ち進んだ日本の選手も本当によく頑張りました。

みんな何度脚をつったか分かりません。身体のどこにも不調がなっかた選手なんていなかったと思います。過酷な日程の中本当に最後まで走り続けました。





世界大会の決勝の舞台というものはアルティメットに限らず、どんなものでもなかなか経験できるものではないと思っています。

そんな舞台を経験できたことは本当に誇りに思っています。

そしてまたこの世界を体験したい

そう強く思っています。






2009年7月7日火曜日

経験から得るもの

私は学生時代にアルティメットの日本代表チームにトレーナーとしてつかせてもらったことがありました。


2008年8月にカナダのバンクーバーで行われた4年に1度の世界大会の代表チームでした。


アルティメットの世界大会には6つの部門があって、

オープン(男子)の部、ウィーメン(女子)の部、ミックス(男女混合)の部、マスター(年齢が上の方たち)の部、ジュニア(20歳以下)の男子・女子の部

となります。

私はその中でミックス部門のトレーナーをやらせていただきました。



なぜ学生の私が日本代表のトレーナーになれたかというと、ミックスに私の大学から2人代表に選ばれ
ていて、そのうちの1人が私のことをキャプテンに推薦してくれた

というのが実際のところです。

あとは私たちの大学が学生の大会では何度も日本一になっているというところも考慮にあったのだと思います。

つまり、運が良かったのです。



しかしいくら運が良くても、そのチャンスを生かすも殺すも後は自分次第。

ここから先は自分の実力でいくしかありません。

「学生だから」 という甘えは絶対に出さずに、とにかく一生懸命やろう

そう心に決めました。


最初はやっぱり「日本代表」という重みにビビっていたりもしましたが、

練習を重ねていき、選手とも打ち解け始めると、だんだんとそんな気持ちもなくなっていき、

「私もこのチームの一員なんだ」と自信を持って思えるようになっていました。





しかしそうは言ってもやはり所詮学生は学生

知識も技術もまだまだ卵レベル

そのことを思い知らされた瞬間も何度もありました




あるときゲーム中に選手が肩関節を脱臼してしまい、もちろん学生の私には整復などという技術はまったくなく、その場にいた他のチームのプロのトレーナーさんに整復してもらったということもありました


そのときは

「なんで自分はここにいるのか、なんのためにここにいるのか、ここにいるのは自分でいいのか」

そんなことが頭の中をぐるぐるぐるぐる廻っていました


しかし、できないことをできないと悩んでいてもしょうがない

このチームでの時間はもう限られている

それなら今自分にできることをとことん追求して、とことん一生懸命やろう

そう考えなおすことができました



日本代表でのトレーナー経験は

私に知識の乏しさ、技術のなさを教えてくれたのと同時に

これからもトレーナーを続けていきたいという気持ちをさらに高ぶらせてくれました

学生のうちにこの経験ができたことを

私は本当に価値あることだと思っています。

2009年6月30日火曜日

トレーナー冥利  vol.2

私が大学のときにみていたアルティメットのチームには
突発的な怪我に4年間悩まされた選手がいました

彼は大学4年間で右・左両方の膝の前十字靱帯(ACL)を断裂しました

初めは大学1年のとき
4年生が引退して、新チームが発足し、1・2年生が主体となってでる新人戦の前日に、左膝のACLを断裂しました
明日から試合、しかも初めて自分がでれる試合、その前日に・・・

彼はすぐに手術することを決め、県内一の膝の名医がいる病院で手術をしました

一度ACLを断裂して手術をするとスポーツ競技復帰には約10か月前後かかると言われています
特にアルティメットはコンタクトスポーツなのでもっとかかるかもしれません

彼はそこから本当に一生懸命リハビリをして、トレーニングをして、
なんとか10か月で復帰しました
しかし1度メスをいれた脚はやっぱり思うように動かないこともあり、
もともと体の線が細くそれほど筋力があるとは言えない彼は、その後もちょこちょこ練習を抜けるようになりました

そしてあまり満足にアルティメットができないまま3年生になりました
3年生といえばチームの中心的存在になってくるとき

なるべく練習を抜けないように、今まで以上にトレーニングも頑張り、体力もつけ、
なんとか体がついていけるようになってきたそのとき
ちょうど1年で1番大事な夏の大会の1ヶ月前のこと
今度は右膝のACLを断裂してしまいました

そのとき彼は本当にアルティメットを辞めることを考えてました
「今まで十分苦しんできて、もう一度これを繰り返すのか
手術しないでこのまま夏の大会に出て、そのまま辞める
満足いくプレーはできないけど、最後にこの大会に出て、そこで散るわ」
そんなふうに言ってました

でもそこは私も説得
まだ1年ある、こんなところで辞めてどうする、後悔したまま終わることになる
そんな話し合いの末、なんとか続けてくれることになりました

しかし今度は以前手術をしてもらった病院が、手術の予約が2か月3ヶ月先までいっぱいだと言われてしまい、すぐに手術をしてくれる病院探しが始まりました
下手なとこではさせたくない、膝に関して長けているとこ、なるべく早くに復帰ができるようにリハビリシステムもしっかりしているとこ、
こんなかんじで探し回り、なんとか納得いく病院がみつかりました

そこは主に膝を怪我したプロのハンドボールの選手やその他いろいろなスポーツの選手がきているところでした

そんなところだからリハビリメニューはかなりきつかったみたいです
でも最後までへこたれずにメニューをこなし、約4週間で退院
その後も毎日毎日トレーニングの日々

そして4年生の5月に、もう一度アルティメットに復帰しました

夏の大会まで3ヶ月
もちろんスタメンには入れないけど、それでも今までアルティメットができなかった分
それを取り返すかのように本当に一生懸命練習してました

そして夏の大会・決勝
毎年決勝には進んでいたチームでしたが
もちろん彼にとってはプレーヤーとしての初めての舞台
3年間1度も立てなかったコートで彼が走りまわってるのを見たとき
トレーナーとしては、なんとも言えない、言葉にできない思いが込み上げてきました

同期にはおいていかれ、後輩にはぬかされていく日々
みんながプレーしているのを外で見続けていた日々

そんな思いをずっとしてきた彼の最初で最後の舞台

それを見届けられたことが
それこそが
「トレーナー冥利」ではないかと感じています



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2009年6月28日日曜日

トレーナー冥利 vol.1

 トレーナーをしてて良かったと思うこと、嬉しいこと

それは単純に選手自身が嬉しいことだと思う

 例えばチームの目標が達成できたとき
今までの努力は報われ、みんなで喜び合える
その瞬間

「あ~、このチームでトレーナーやってて良かったなぁ」

って思う

 今までで、その瞬間を1番味わえたのは去年の夏

 私は大学でアルティメットというスポーツのトレーナーをやっていました

 アルティメット(ULTIMATE)
日本語で「究極」という意味を持つこのスポーツは、その名のとおりかなり激しいスポーツで
簡単に説明すると、「フリスビーを使ったアメリカンフットボール」のようなスポーツです

 大学でアルティメット部を男女ともみていたのですが
去年、私が大学4年生で最後の夏に

 学生選手権アベック優勝  男女ともに日本一になったのです

 今までに男女のどちらかが優勝するということはあったのですが
男女ともには初めて
トレーナーとしては喜びは2倍・・・いやそれ以上
タイトルを2つも同時に手にした気分でした

 しかもその日は偶然にも私のバースディ
2つも優勝をプレゼントされ

「私はアルティメットのトレーナーをやるために生まれてきたんだ」
とまで思ってしまいました

 選手もみんな喜びではしゃいだり、涙を浮かべたり
本当にみんながよく頑張ったんです

 実際に自分がコートに立っているわけではないけれど
跳んで走って、プレーをしているわけではないけれど

それでも、トレーナーとして、チームの一員として、最高の1日でした

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2009年6月18日木曜日

ご挨拶 -抱負と私-

 こんにちは

 mokoです

 私は小学生からバレーボールを始め、高校生になって部活をしながら

 「スポーツトレーナになりたい」という夢を持ち、大学では実際にスポーツ現場でトレーナーとして活動し、現在もその夢に向かって日々邁進しているトレーナーの卵ちゃんです

 このブログではスポーツ現場での応急救護を主に扱いながら

「トレーナーは現場で何ができるのか?」
「トレーナーに必要なものとは?」
「トレーナーの存在とは・・・?」

 など私自身が思うこと感じてきたこと、そしてもちろん勉強したことなどを書いていけたらと思っています。そしてこのブログを読んでの意見も様々もらえたらと思っております


 これからよろしくお願いします!!

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